人を支える仕事から、“社会を支える製造の仕事”へ
- 2月16日
- 読了時間: 4分

――30歳・異業種キャリアから医薬品製造職への転職――
「自分に向いている仕事が分からない」
「このまま今の仕事を続けていいのか不安」
そんな悩みを抱えながら転職相談に来られたのが、30歳のAさん(仮名)です。
介護・児童福祉・事務と幅広い経験を積まれてきたAさんですが、最終的に選ばれたのは医薬品製造職という全く新しいフィールドでした。
今回は、転職エージェント(キャリアアドバイザー)がどのように介入し、本人も気づいていなかった「適性」と「価値観」を整理することで、転職成功に導いたのかをご紹介します。
■ これまでのキャリア
Aさんはこれまで、以下のようなキャリアを歩んでこられました。
・介護職(約2年)
・放課後児童クラブ職員(約4年/主任として運営・管理も担当)
・保育園事務(短期離職)
・放課後児童クラブ(約1年・再入職)
介護職では利用者の生活支援全般を担当。
その後、放課後児童クラブでは子どもたちへの支援に加え、主任として職員への指示出し、育成、保護者対応やクレーム対応まで幅広く担っておられました。
「ホワイトカラー職に挑戦したい!」という思いから事務職にも挑戦されましたが、求められるスキルやスピード感に戸惑い、短期離職という結果に。
再び児童クラブに戻ったものの、「このままでいいのだろうか」という違和感が募り、転職相談に至りました。
■ 転職を考えた本当の理由
一見すると「人をまとめる立場で活躍されてきた方」に見えるAさん。
しかし、丁寧に話を伺っていくと、こんな本音が見えてきました。
「人を管理し、指示を出す立場は実は得意ではない」「保護者対応やクレーム対応で自己肯定感が下がってしまった」
「現場でコツコツ、正確に作業する方が性に合っている気がする」
責任感が強く、真面目だからこそ、管理職的な役割を一生懸命こなしてこられたAさん。
しかしそれは「得意」ではなく、「頑張れてしまっていただけ」だったのです。
■ キャリアコンサルタントが行ったこと
当初、Aさんご自身は「なんとなく事務職に興味がある」とお話されていました。
しかし、キャリアアドバイザーは職種の希望ではなく、価値観や行動特性の深掘りから面談を進めました。
・学生時代に地域学部を選び、社会貢献に関心があったこと
・人前で主張するより、縁の下で支える役割にやりがいを感じてきたこと
・正確性・継続力・責任感を強みとして発揮してきたこと
こうしたヒアリングを通して、Aさん自身も忘れかけていた「地域・社会に貢献したい」という転職軸が、
少しずつ言語化されていきました。
■ 医薬品製造職という選択
そこでご提案したのが、医薬品製造職です。
・人の命や健康を支える社会貢献性の高い仕事
・マニュアルを守り、正確さが求められる業務
・コツコツと真面目に取り組む姿勢が評価される環境
Aさんの価値観・適性と非常に親和性が高い職種でした。
最終的には「医薬品製造職」「地域開発を行う企業の事務職」の2社で選考が進みましたが、
「より社会的意義を実感できる」「自分らしく長く働けそう」という理由から、千葉県に本社を置く創業100年超の老舗製薬会社への入社を決断されました。
■ 転職を終えて
Aさんは現在、医薬品製造の現場で、持ち前の真面さと丁寧さを活かしながら活躍されています。
「人を支える仕事」から「社会を支える仕事」へ。
職種は変わっても、Aさんの根底にある“誰かの役に立ちたい”という想いは変わっていません。
■ キャリアアドバイザー介入の価値
この事例は、「やりたい仕事が分からない=選択肢がない」ではないことを教えてくれます。
・経験の棚卸し
・強み、価値観の言語化
・適性と仕事のマッチング
これらを第三者視点で整理することで、本人も気づいていなかった可能性が見えてくることがあります。
「今の仕事が合っていない気がする」「でも、次に何をしたらいいか分からない」
そんな方こそ、ぜひ一度ご相談ください。




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